全く表に出てこない構造改革特区での取り扱いについて
16年11月9日の諮問会議で獣医学部新設のための制度改正を行うことが無方針で決定された時点で、加計学園は「4条件」不問となり、文科省は万策尽きた。したがって、どう「プロセスが歪められたか」を知るには、16年11月9日以前の文科省の対応を検証することが重要だ。
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16年11月9日の諮問会議で獣医学部新設のための制度改正を行うことが無方針で決定された時点で、加計学園は「4条件」不問となり、文科省は万策尽きた。したがって、どう「プロセスが歪められたか」を知るには、16年11月9日以前の文科省の対応を検証することが重要だ。
上記の10/24記事に貼付した10/16記事「加計問題 番外編 出来レースの証拠(医学部・獣医学部)」の内容について、一部、自分の理解が間違っていることに気づいたので、10/24記事から削除しました。10/16記事自体も一旦下書きに戻しました。...
気づいたら、加計問題の記事も8つになっている。初めて訪問していただいた方には、どの記事が重要なのかわかりづらくなっているので、ここに整理しておこうと思う。一般的に問題視されている点については、「番外編」とある下記の3つの記事にまとめた。1番問題となっている「4条件」については、1番目の記事にある。
山本前大臣によると、今治か京都かを決める際、「事業の早期実現に必要な専任教諭の確保の状況」等を論点としたそうだ。教員を確保していたのは加計学園である。特区選定の段階で、まだ手を挙げていない加計学園の情報が考慮されたことになる。「加計ありき」を自ら証明したようなものだ。
加計学園が今治市で獣医学部を新設する事業者として認定された際、「4条件」を満たしているかは審査されていない。そして、設置認可の際も「4条件」の審査はされないことになっている。なぜなのか。それは、獣医学部新設については、特例措置の告示も、公募要項も、事業者の「4条件」充足を要件として求めていないからである。
私は米国に13年近く住んでいた。滞在8年目に、9.11が発生した。その1年半後、米国はイラク戦争に突入していった。今の日本の空気は、あの頃の米国の空気に似ている。 当時、私は大学院生で、院生用のアパートに住み、米国人のルームメートDがいた...